吹きガラス製造工程

吹きガラスは大きく分けると、宙吹きと型吹きがあります。
成形するときに型を使うのが型吹きで、型はあらかじめ金属、石膏木などで作ったものを使います。
宙吹きは、空中でガラスに息を吹きこんで自由な形に成形できますが息の吹き込み加減や棹のまわし方に熟練の技術が必要です。
一方、型吹きはガラスを型の中に吹き込んで成形するので、同じ形のものをいくつも作ることができ、角ばった型のものや、表面にでこぼこのある模様の作品も作ることができます。

ガラスの原料

ガラスの原料は主に珪砂でそれを溶かす役割をする炭酸ソーダ、溶けたものを固める性質を持つ石灰、主にこの三つを加えて調合したのが、ガラスの原料です。 このガラスの原料を熔解炉の中にある坩堝(るつぼ)に入れ、炉の中が温度が1400度に達すると原料は完全に溶解します。 その後ガラスを巻き取りやすい1200度ぐらいまで冷し 吹き竿に巻き取り、空気を入れながら成形していきます。
坩堝・巻き取り